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NO FOOTBALL, NO LIFE.

イエメン戦は通過儀礼?

先日の日本代表イエメン戦について。

トリニダード・トバゴ戦とイエメン戦とで感じた違和感。これを通過儀礼だと見る向きを、ネットでちらほら見かけます。

どういうことか。

オシムがユーゴ代表を率いていたときの前例(スター選手達を使えというマスコミ批判に対し、実際に使って惨敗した試合を見せた後に、自身が信頼する選手を使ってベスト8)を引き合いに出し、ジーコ前体制を否定する為の先発メンバーだったと。前半は苦戦、自分の愛弟子を投入後、後半に2点のリードを奪ったのは全てオシムのシナリオ通りらしい。

その結論はちょっと性急すぎるんじゃなかろうか。
状況が変われば試合内容も変わるのに。そもそも、そこまで物事がうまく運ぶか?

疑問に思った事をこのブログにひっそりと書くことにします(笑)

1. 先発メンバーはW杯組が多数を占めていた?
イエメン戦で出ていたW杯メンバーのうち、いわゆるスタメン組(嫌な呼称だ)と呼べるのは三都主、加地、坪井、川口。トリニダード・トバゴ戦で出ていなかったのは加地だけ。これをもってジーコ体制の象徴とするにはちょっと無理があるような。

2. 前半は、不慣れなポジションと守備的な選手の配置で苦戦するよう仕向けた?
確かに、相手に引かれてしまうと攻めあぐねるというジーコ監督時代からお決まりの光景でしたが、後半も劇的に試合展開が変わったようには思えない...。しかも、前半にも惜しいチャンスは何度か訪れていたので、そこで得点出来ていれば違った展開になっていた可能性は大いにあります。前半で大量リードを奪ってしまったら、オシムの目論みは脆くも崩れさるどころか、逆効果ですよね。巻がポストに当てたり、田中達也がバーに当てる事すら予測していたとでもいうんでしょうか?それじゃぁ神様です...。

真相は今後の推移を見守るしかありませんね。

それにしても、色々と深読みは多いに結構なんですが、何でもかんでもオシムの深謀遠慮を礼賛、的な思考はちょっと違和感があるな...。
 
by notitle2005 | 2006-08-19 02:48 | サッカー