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NO FOOTBALL, NO LIFE.

放り込みじゃあ...。

ワールドユース第二戦の対ベナン、結局引き分けに終わってしまいました。
立ち上がりの日本はオランダ戦と違って一対一も負けてないし、落ち着いている。これはいけそうだ。
そう感じたんですが。

しかし先制点はベナン。中盤での兵藤のトラップミスからボールを奪われ、そのままゴールされてしまいました。その後、家長が相手PA前でのドリブル突破からファウルを誘い、途中出場の水野が直接FKからゴールを決めますが、そのまま引き分けです。

それにしても左サイドで家長がチャンスを作り出す以外は平山への放り込みに終始していました。オランダ戦での放り込みはまぁ相手が相手だけにある程度仕方がないのかなと思っていましたが、ベナン戦でも相変わらず。これがこのチームのデフォルト戦術?いくら平山に高さがあるとはいえ、そこばかり狙っていては相手にも読まれますし、無理な体勢では平山も競り勝てないでしょう。実際、ほとんど競り勝てずに相手ボールになっていた気がします。さらに相手が退場で1人少なくなった状態でも放り込みは継続...。数的優位に立っているのに中盤省略サッカーしてどうするよ!?それは相手がとる戦術だろ。

そこで思い出したのが忌まわしき記憶というかなんというか。マグロンが居た頃のガンバでした。マグロン加入の最初のシーズンは190cmという長身を生かしたサイド攻撃で優勝争いを繰り広げました。それが面白いように当たります。しかし次のシーズンからは相手に研究されだしたのか、それだけではなかなかうまくいかなくなっていきます。そして困った時のマグロン頼み。今のワールドユース代表のような放り込みサッカーが繰り広げられたというわけです。

これは監督が取っている戦術?それとも選手達の判断?幸か不幸か平山という際立った存在がいるおかげで思考が停止して放り込みという安直な選択肢を選んでしまっている?

試合後のコメントでは、

大熊監督 「森本はもっと高い位置で起点になってくれれば。カレンは起点という意味では物足りない。平山のマークが厳しくて、高いところで形が作れなかった。」

カレン 「中盤からもっと上がっていかないといけないし。平山、平山になり過ぎていた。それも監督の指示だから仕方ない部分はあるけど、難しい。」


大熊監督はカレンにも起点を期待しているようなコメント、カレンは平山狙いは監督の指示と言っている。このあたりはどう判断したらいいんでしょうか。微妙に食い違っているような気がします。

ともあれ、オランダが一強という予選グループの状況では、次のオーストラリア戦に日本が勝てば二位で予選突破できる可能性が高いです。勝ち進んで、また違うサッカーを見せてほしいですね。

まぁ今大会で今のところ一番活躍しているといっても過言ではないパフォーマンスを家長が見せていますから、ガンバファン的にはそれでOKですが。代表から帰ってきたときにチームでの活躍が楽しみです。
by notitle2005 | 2005-06-16 23:38 | サッカー